ソファな毎日

革好きなソファメーカー、 心石工芸のほのぼの日記です。 日々の出来事や、お知らせなど、 ほのぼのと更新しています。

広島県福山市でソファ製造をしています。
詳しくはこちらから>
https://www.sofa-kokoroishi.jp/

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梅雨ですね。
凄い雷や、雨の量で、
チョット驚きの日々を過ごしています。

今回はチップウレタンのカットについて書きたいと思います。

まず写真の状態まで、
ウレタン屋さんが加工してきてくれます。
線は、形に合わせて、けがいていきます。

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これ以上の加工は難しいので、
ウレタン屋さんが嫌がります。。

ウレタンカッター(ドイツ製)を使いカットしていきます。

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ウィーーーーーーン。

ガイドなど、あてる事が出来ないので、
線をめがけて、宙に浮いた状態で切っていきます。
これが 中々難しいのです。
凸凹になったり、切り過ぎたりと、
上手く切れるようになるには時間が必要です。
そしてかなりの集中力が要ります。

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更に、数が沢山あると、、、。
腕がパンパンになります。。
というのも、ウレタンカッターが意外に重く、、。
切るのにも力を使います。。


最終的には、他のウレタンの形と、、。合ってます!

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うん。バッチリ!!
合格です。

中々写真では、伝わり難いと思いますので、
工場に来られた時に、ウレタンカッターを
使っているところをぜひ見てくださいね。
意外な重さと、使い難さに驚かれると思いますよ。

[職人・岡田]

心石工芸では裁断作業をCAMという

自動裁断機(去年の6月にキャム男と命名)を駆使しています。

本日は作業風景を一部ご紹介します。

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手に持っているのはゲームコントローラーではなく・・・
操作コントローラー。

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このパソコン上にあるソファの型を

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革の上に投影して配置していきます。

これは、座クッションを型入れをしているところ。
パーツを投影させている途中。
透明フィルムの下の水溜りのように見えるのが、革です。

キャム男は、見た目で傷や穴を避けて配置できる優秀な子です。


この型入れ作業は、革の歩留まりを決める重要なポイント。
※歩留まり・・・材料が製品になる割合

型入れ作業は、腕の見せ所です。

さて、今日もやるぞ。


[職人:森安]

福山市では、先週バラ祭りがありました。
街のいろんなところで、綺麗なバラが見ごろです。

今回は、張替えの紹介をしたいと思います。
心石工芸の事務所で使っている事務椅子を張り替えてみました!


普段、張替えの工程は、

剥がす布・革の裁断形を作る縫製
  ↓                         張り上げる
 木枠、ウレタン、バネ等の修理、補正

という感じですが、

今回は、「丸張り」といって、縫製が必要ない椅子です。
イメージとしては、まるっと、張る感じです。

まず、元々の椅子
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縫製ラインがありません。

ウレタンが薄く、座ると、底に付く感覚があったので、
それを解消するため、ウレタンを前より厚目に入れてみました。
ある程度、ウレタンに厚みがある方が 座り心地が良くなるんですよ。

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後は、タッカーを使い、布を張っていくだけなんですが、、。
だけ、と言いつつ、これがけっこう技術が必要な作業なんです。

厚い革だと、シワが出やすいので、出ないようテンションをかけながら張り、
ウレタンが厚目になると、縫製がない分、角の処理が難しくなりますし、
布だと、布目のネジレも気をかけながら作業します。


と、奮闘する作業を終え、完成したのがこちら。
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新作の布、ムネンバVIOLETで。

少し気になる部分もありますが、
なかなか綺麗に仕上がったと思います。
完璧に仕上げるのは、本当に難しい作業です。



もう一つ張替えてみました。

背はいらないと言う事だったので、座面だけです。

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厚い革だったので大変でしたが、綺麗に仕上がったように思います。
オイルレザーのチョコです。



張替えは、勉強になる仕事です。
素材の耐久性を知ることが出来るし、
昔の作り方、素材の使い方、などいろいろ勉強になります。

それに、気に入っていたソファや椅子が新しくなると、

『とても、嬉しい』

と、喜ばれる事が多いので、張替えはやりがいがあります。
でもやっぱり作業は大変です。笑


そして、会社には、張替え待ちの椅子達が順番を待っているのでした。

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完成した写真、またご紹介しますね。


〔職人:岡田〕

布工場の見学へ行って来ました!
心石オリジナルの布もこちらで作ってもらっています。


布が出来るまでの工程をご紹介します

一番最初に見たのは糸を染める工場。何種類かのビーカーに染料が入っています。

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これを染めたい色に混ぜ合わせるそうです。
(技の光る仕事。)



次に...
大きな釜みたいな物に大量の糸を入れ、

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約1時間から2時間位で染まります。
(スゲぇ)



2件目は・・・
織り工場。な・な・なんとここの工場は2人しかいなかったビックリ。
見学に行った時柄模様の布を織っていたので食い入るようにガンミしてしまった。

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あまりのすごさに・・・・・。何も言うことがない


同じ布でも織り方によって全く印象が違うように見える事が分かった。
(違いが分かりにくいかも、、、。)

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最後に仕上げの工場。
織られた布に傷とかがないかを確認して出荷。になります。

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傷を見ながら布を巻いていくので大変そう。


詳しくは、「The Partner's Story」にてご紹介しますね。


〔伊藤ちゃん〕



裁断のエース!伊藤ちゃん
「職人さんの道具箱・伊藤ちゃん編」
詳しく見てみる>

何やら、2Fの縫製現場に人だかりが、、、。

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そう、今日はミシンの講習会。

日頃ミシンを使っていて、
ミシンについての疑問や、困っていることを、
ミシンのプロに直接聞くという場です。

「糸が切れやすいんだ-。」
「針が熱くなる。。」

などなど、
大量の意見が飛び交いました。

それに対して、
コウノミシンの河野さん。

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ひとつひとつの質問に、丁寧に答えてくださいました。

ありがとうございます!


また改めて、The Partner’s Story にて、
詳しく紹介させて頂きます。
お楽しみに!


[カネヤン]

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