「ソファのカバーってどうやって縫ってるの?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
あまり取り上げられない縫製ですが、実はとても技術を要する現場なのです。

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簡単そうに見えますよね?私も最初はそう思っていました.…
革の縫製は、布と違うことがたくさんあります。
  • 一度縫ったら縫い直せない(穴が開くため)
  • 縫い代が重なる角は薄くする
  • 革の厚みを乗り越えながら縫わないといけない
  • 柔らかいためまっすぐ縫うのがむずかしい
などなど。
素人の私には、まっすぐ縫うのすら難しく、とても集中力が必要でした。
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角や重なり合うところは、厚みのせいでずれてしまわないように、かなり慎重になります。
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すっごくきれいです!
厚い革は角を薄くすくことで、縫いやすく、そしてきれいに見せることができます。
色が変わっている先端は、すいて薄くなったもの。
この作業をするだけで、格段に縫いやすさが変わります。
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少し縫うだけでも一苦労な革ですが、縫製の方たちはこんな大きな革を縫い合わせています!
何時間かかるんだろう…
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そして、現場に女性しかいないのも縫製ならでは!
優しくてきれいな方ばっかりなんですよ。

永見さんは今日も黙々と作業をしつつ、ほかの人の相談にものる頼れるお姉さん的な存在です。
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漫画の永見さんにもらったクッションは、私たちが仕事をするときに毎日使っています。
ありがとうございます!(背クッションと、座布団)
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次回は革の裁断のお話です。お楽しみに!

福本