Hans J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)のPP701と、
Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)の Meribel Chair(メリベル・チェア)を
修理しました。
PP701は、座面の革に染みができてしまったので、塗装膜のある革で張替えをご希望でした。
こちらは丸張り(←縫製せず、一枚で丸く張ること)なので、できるだけシワを出さないようにしました。
これで安心して使えますね。
Meribel Chairは、木パーツ接合部が緩んでグラグラになっていましたので、一旦ペーパーコードを外してから組み直す作業が必要でした。
木枠はホゾが緩んでいたので、隙間に木を足して組み直します。
それから、ペーパーコードを張り直すのですが、これがけっこう大変で、少しの手加減でうまく張れません。
何度かやり替えながら、格闘しました。 (動画もどうぞ、私ではありませんが、、、)
名作椅子には、名作になる理由があると思います。
なんとなく感じているだけですが、シンプルで理にかなう構造であることは、必要条件の一つではないでしょうか?
写真・文章:心石