ソファな毎日

革好きなソファメーカー、 心石工芸のほのぼの日記です。 日々の出来事や、お知らせなど、 ほのぼのと更新しています。

2019年05月

半田です!
前回の【研修⑥】工場見学 ーTENONーに引き続き、今回は岡山県真備町にあるTEORIさんにお邪魔してきました。
TEORIさんは主に竹を使った家具の製造・販売をしています。
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こちらの会社の特徴は、「竹循環型社会」を目指しているところです。
簡単に言いますと、竹を使って家具製造をし、加工時にでた端材や竹エキスを商品にしたり、土に還す事によってゴミの排気量を減らし、資材である竹を成長させる。その名の通り竹の循環ですね!
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椅子の肘部分です。竹を集めて一枚の板にし、それを5層に組んであるので、強度が高いです。それに、表面の表情が面白いです。
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竹を加工するための機械もたくさん置いてありました。
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こんなに大きい窯初めて見ました。
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驚いたのは、テオリさんオリジナルの機械があるということです。竹を加工するにはすごく手間がかかるのですね。
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今回工場見学させていただいて、竹を一つの家具にすることはとても大変なことだとわかりました。
それでも、真備町の活性化と環境改善のために循環型社会のシステムに取り組まれているすてきな会社でした。
ただ、家具を買うだけでなく、家具が作られるまでのストーリーを見れば、見方が変わりますね。
すごく貴重な経験ができました。

【半田】









半田です!
5月にもかかわらず、真夏のような暑さになってきましたね。
さて、そんな猛暑の中私は東京出張に行ってきました。
いつも楽しみにしている出張ですが、今回はソファメンテのご依頼をいただき、都内の素敵なオフィスに兼田隊長とメンテナンス隊出動です!わくわく!

メンテナンスするソファはラトゥント。購入されて四年が経ちます。
背クッションが変形していて、傷も目立ちますね。274E7EB8-B0D6-4404-864E-88BE485A99DF
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メンテナンス開始です!
まず、背クッションの中身を新しいものにしていきます。
謎のポーズをしていますが、決してさぼっているわけではありません!
クッションを叩いて均等にフェザーが入るようにしています。
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次はオイルをソファに染み込ませる作業です。
タオルにオイルを染み込ませて円を描くようにくるくると馴染ませていきます。
こうすることでひっかき傷が薄れるのです。
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after
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こんなひっかき傷も
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こんなに綺麗になりました。
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傷だらけのオットマンも
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生き生きとしています。
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ラトゥント復活です!
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ここまで綺麗になるとメンテナンスしがいがありますよね~。
みなさんもぜひソファーメンテナンスをしてみてください。
ソファー愛が増しますよ!

【半田】

福本です!最近はすっかり暑くなって初夏の陽気になりましたね!
天気がよくてドライブにはもってこい…ということで、岡山の真備と兵庫の佐用町にある2つの工場にお邪魔してきました!

私が紹介させていただくのは、佐用町にあるTenonという会社です。
迎山直樹さんが代表を務める小さな会社で、従業員はなんと迎山さん含め二人だけ。
当日はカナダからはるばる訪ねてきてお手伝いをしている職人さんもいました。
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「すべて人の手によって作る椅子」を提供するというのがTenonさんの椅子。
Tenonの会社名はホゾという木組みの名称から取ったそうで、その名前の通り木のつなぎ目が美しく、耐久性があり、なおかつ軽い椅子ばかりが揃っています。
人の目、手を使って細かく調整されるからこそ、美しく仕上がるのだそう。
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木のつなぎ目は縦の脚に横の木を差し込むだけでなく、中で差し込んだホゾどうしが組み合わさるようになっています!
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脚の細い繊細なデザインが多い中、それでも強度を保つことができるのは人の目によって微調整されたホゾの仕組みがあるからなんです。Tenonさんでは「シェービングホース」という馬の形をしたものを使って積極的にワークショップも行われています。最近では倉敷でもあったとか。
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これは「グリーンウッドワーク」という生木を使っての原初的木工のツールです。
迎山さんによると現代的木工をしている者として、このやり方に学ぶところはとても多く、自らの勉強も兼ね一般の人を巻き込んだワークショップとして、このシェービングホースを活用しているそうです。
木を削るだけなのにワークショップにはたくさんの人で溢れかえり、何でも簡単に手に入ってしまう時代だからこそ、自分の手を使って何かをつくることが逆に注目されているんですね。
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こんなかわいいウサギみたいな椅子も!
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細部にもこだわりが。

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神宮前ショップで座って私が感動した椅子がこちら。
T-Chairです。洗練されたデザインに加えて衝撃的な軽さ…
座面の編み込みもすべて手作業です。
将来、一人前になれたら自分のために買おうと決めました!
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工場をぐるっと回ったあとは、こんな椅子に座りながらおいしいコーヒーとポップコーンをいただきながらお話を伺いました。迎山さんは「直す価値のあるものを作りたい」と言われていました。
物が捨てるほどあって安く買えるけれど、直して何年も使うことができる家具が少ないです。
丁寧に使いたくなり、直す価値のあるもの。
私もソファを作るのなら、そんなソファを目指したいと思いました。

憧れの椅子を作っている工場の見学をできて、とてもうれしかったです。
新しい目標を見据えることができ、明日からまた頑張ろうと気が引き締まりました!


福本

新人の半田です!
今回は裁断の研修についてお伝えしていきます。
裁断はその名の通り布や革を切っていく工程です。
布の場合、内田さん(下写真)がパソコンを操作して一枚の布でどれくらいのパーツが切れるか見ていきます。
ここでソファに使われない布が多ければ、もったいないですよね。このことを”歩留まりが悪い”と
います。歩留まりを良くするのは裁断のみなさんにかかっているのです。BFC651E9-5AC1-4AF1-836C-B631CC09CD32
そのデータはCAM(通称:CAM男 CAM次郎)に移され、CAMがバッサバッサと布を切っていきます
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革の場合、人の手で切ります。
革を切るのは一苦労で、切るまでに革についている傷に印をつけ、その傷を避けながら切っていかなくてはなりません。
なので革の状態によってかなり歩留まりが左右されます。
なんと!場合によっては革の半分くらい捨てちゃうこともあるそうです。
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また、裁断は布・革を切るだけでなく、布の端がほつれないようにオーバー(下写真)をかけたり、ファスナーつけたり他にも色々作業があります。303FFF7A-BD91-4E28-90C5-1211C85CA874

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布・革が裁断されたあとは縫製に生地が運ばれていきます。
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裁断の現場はとても楽しかったです。個人的に革がとても好きなのでハサミで切っているとき幸せでした。やはり革を一つ切るにしても技術はいるもので、まいまいさん(革裁断担当)と切り口比べると一目瞭然の差がありました。一見簡単そうに見えることでも差が出るものですね。

【半田】



福本です!
今回の現場研修は木工。

木工はソファを作るうえで基盤となる部分です。
まずは長い木の板をソファの部品として使えるように細く切っていきます。
木はドイツのブナ材で、丈夫で折れにくい繊維でできています。
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枠を作る細長い素材を切ったあとは、丸やRのある形の合板を切っていきます。
そこで登場するのがこの子、NC!
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ひげの中にはドリルが隠れていて、合板と呼ばれる木と木をくっつけた板を様々な形に加工できる優秀な子なのです。
もう十年以上も経っていて、7月には新入りの子と交換されてしまうらしく悲しい。
そんなNCを操るのが田中さん。

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2m近くある板を軽々運んでしまう元気なパートさんです!

最後は加工された部品を組み立てていきます。
やっとソファの形に近づいてきました。
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私も少しお手伝い。
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楽しそうです。笑
私とももちゃんもカウチソファを一台組み立てて、ソファの仕組みを深く理解することができました。
組み立てにはボンドをはじめ、ドリルやタッカーというホッチキスのような機械を使いながらくっつけます。太さや大きさ、様々です。
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木工はかなり力のいる仕事が多く、私たちではできないことも多々ありました。
切ったり削ったりと危ない作業も多く、常に気を抜けません。
今回の研修でいま木工の現場で働いている方々のすごさを身を持って体験しました。


福本

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