ソファな毎日

革好きなソファメーカー、 心石工芸のほのぼの日記です。 日々の出来事や、お知らせなど、 ほのぼのと更新しています。


先日、8年前に購入いただいたソファが工場へ戻ってきました。
リベラ_2P_KB_張替え前_1

革の傷みと、シワ、しっかり使って頂いた様子が見えますね。
リベラ_2P_KB_張替え前_2

G様が使っていたソファは「リベラ」。
今のBASEの原型になったモデルで、弊社のロングセラーモデルです。

よく擦れる部分に、革の表面が割れてきています。
顔料革の「KB」ランクです。(現在は廃盤革です)
塗装膜が厚いタイプですが、やはり数年立つと表面が破れてきますね。
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また、気になるこの革のシワ。

リベラ_2P_KB_張替え前_6

ウレタンのヘタリかなと心配もしていましたが、
ウレタンのへたりではなく、ウレタンの表面に薄く巻いている「綿」がヘタってできた事と
、革が伸びて、この状態になったということがわかりました。
(LIBERA(リベラ)ですと、ウレタンは20年使えるほどの耐久力があります。)

綿と革を張り替えます。
張り替えると、見た目は随分変わりますね。

リベラ_2P_SS325_張替え後1


また、今度の新しいご自宅は「2Fリビング」ということですので、肘を外せる仕様に変更。
肘を外せば、185cmのソファが165cmになるので、階段も簡単に上がりますね。
リベラ_2P_SS325_張替え後2

今回張り替えた革はSSランクの「染料革」。
顔料革と違い、メンテナンスしながら長く使ってもらえる味わい深い革です。
染料革の特有の「汚れ」や「色あせ」も楽しんでいただければ嬉しいです。
リベラ_2P_SS325_張替え後4

海外赴任期間中もソファを使ってくれた、G様。
海を渡って、はるばる福山市に戻ってきました。

修理後は新しい新居で使ってもらえるということ。
嬉しい限りです。

10年、20年とこれからもご愛用いただければ幸いです。

【設計:兼田】

みなさんはソファに座って何を感じますか?考えますか?
私達はウレタンの比重はどれくらいかな。中身にどんな材料が使われているんだろうと考えます。
最近は私もそんなことを考えながらソファに座るようになりましたが(入社して2年目になりました!)1年前は、そもそもウレタンってなんだろうという状態でした。

ウレタンはベットのマットレスやまくら、壁の断熱材、介護用品などいたるところに使用されています。

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さて、今回はそんなソファの座り心地の要といえる、ウレタンを加工しているアイシン産業さんの新社屋に伺いました。

まず、ウレタンの液体がスラブ成型されたもの(ブロック状に発泡した状態)が工場に届きます。
吸音して熱エネルギーに変換するものや、吸水性があるもの、熱につよいものなど、種類や色、特徴は様々です。

パン+momoca_2

ウレタンの塊は2M超えるものでかなり大きいため、カットをしていきます。
まずは、ウレタンの厚みを決めて切断します。
その後、注文されている長さ、幅、角度にしてくれるのが
こちらの機械。

絶えず刃が回転しているのだそうで、危険が伴う作業です。
熟練者は真っ直ぐな刃に対してハート型にウレタンを切ることができるのだとか。
すごすぎます。
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斜めにカットする場合はこの様に機械を倒して刃を斜めにします。
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カットされたウレタンがこちら。
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↓弊社に納品されたチップウレタン
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チップウレタンは硬く、へたりにくい特徴を持つウレタンです。実はウレタンの端材を細かく砕いているので、このような色味になります。色々な柔らかさのウレタンを混ぜているので、チップウレタンの中で硬さの連続性があります。ウレタンのリサイクルですね。
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また、アイシン産業さんはウレタンを接着する際に使用するのりは水溶性にこだわっていらっしゃいます。水溶性は簡単に説明すると、水の中にゴムのりを溶かしているもので、環境に良いとされています。ただ、水溶性ののりは扱いづらく、上手く使えるようになるまで3年かかったそうです。
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のりでウレタン同士を接着するとこのようになります。
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うちが別注対応をできるようになったのはアイシン産業さんに別注でお願いしても嫌な顔せずつくってくれて、ロットでなく、一つ一つ加工してくれているからなんだよ。と社長から聞きました。
心石工芸の強みである別注対応は、アイシン産業さんを含めいろんな工場に助けてもらって成り立っているのだな。と改めて実感しました。

職人さんの技術はもちろん、みなさん生き生きと働いていらっしゃることがとても印象的でした。素敵な工場を見学させていただき、ありがとうございました。

こうして、私達が普段何気なく座っているソファの中に職人の技や知識が詰まっていると考えるとより一層大切に使っていきたいという気持ちが湧いてきますね。
私も、もっとウレタンについての知識を吸収して、皆様により座り心地のよいソファをお届けしていきます。

【設計:半田】


6月12日発売の「 InRed 特別編集 - BEST 100 ROOMS-」 へ掲載されました。

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雑貨や小物、グリーンなど。ちょっとしたものがアクセントになって、
全体のバランスが取れていて、生活感あるけど、素敵部屋ばかり。

家具を選ぶときに、「個」(たとえばソファとか)で見がちですが、
全体をバランス良くとってコーデイネートするのがいいです。
アクセントカラーを分散させる、
トーンを揃える、
素材感あるものを足す。

どんな部屋にしたいか、イメージが迷ってる方、
見てみるのもいいかと思います。


お客様のご紹介で、掲載されたのですが、
「100人の部屋を楽しむ暮らし」がテーマ。

発売された雑誌を見てみると、、
なんと、最初のページに掲載。

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嬉しい限りですね。

WEBで何でも見ることができる時代ですが、紙でパラパラと見るのもいいですね。




【設計:兼田】

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